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2020/10/01
伊藤 憲吾さん(伊藤憲吾建築設計事務所代表)
 「Gマーク」でおなじみの優れたデザインに贈られるグッドデザイン賞。1日に発表された2020年度の同賞で、伊藤憲吾建築設計事務所(大分市)の伊藤憲吾代表が設計監理した姫島村の民間住宅と中津市の老人ホームがダブル受賞した。2施設の受賞を受け、伊藤代表は「私だけの力ではなく、施主をはじめとした建築業者などとのチームで受賞したものだと思っている」と感謝の言葉を述べた。
 姫島村の住宅は、島外の人が求める島らしさではなく、島内の人にとって魅力的な住宅を目指した。「島の人も手伝ってくれ、みんなで造り上げた住宅。建物を建てるということに、改めて向き合えた仕事だった」と振り返る。また、老人ホームは、管理運営側に沿った建築だけではなく、住む人の快適性に重点を置いた。「人生の先輩が尊厳を持って過ごせる終の棲家を提示できたことは感慨深い」と話す。
 大分鶴崎工業高校卒業後、県内の設計事務所へ就職した。周りが大卒の社員ばかりだったこともあり、肩を並べるため勉学に励んだ。そして、28歳の時に1級建築士となり、09年に自身の事務所を立ち上げた。住宅から老人ホーム、クリニックなどの設計監理を手掛けている。「ものをつくることが好きだから、苦難を乗り越えられた。施主からの感謝の言葉は最大の喜び。住宅は、まちを形成する時に大きな要素となるが、建物自体は小さい。しかし、施主にとっては一生ものになる。要望を最大限生かしつつ、居住性はもとより、外観やデザインなども考え、社会的にバランスが取れた住宅を提案している」という。
 デザインなどが行き詰まった時は、ヒントを探すため、刑事のように現場へ足を運ぶ。そして、朝と夕、夏と冬のように、時間や季節を変えてヒントを探す。「方程式は、なにかのきっかけで解ける時がある。それまでは、引き出しを開けたり閉めたりしている。今はコロナ禍で建築物を、あまり見に行けない。やはり目で見て体感してこそ、新しい発想が生まれる」と、今の状況を憂う。
 伊藤代表は、県内建設関連7団体の若手経営者や技術者などで組織する「士(サムライ)おおいた」で、県建築士会の大分支部長として、若手の育成、各業種との連携に取り組んでいる。「空き家、インフラの老朽化などへの対応は、横のつながりが大事だ。そして、それを担う人材育成も必要。若者がいなくなると、地方は衰退する」とし、これからもサムライ大分の活動に力を注ぐ。
 後輩たちへは、「間違いや失敗を恐れず、前を見てしっかり進んでほしい」とエールを送る。
 大分市在住の44歳。
 




中津市の老人ホーム「光と風の宿」(©YASHIRO PHOTO OFFICE)


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